ピアノは、子供も大人も同じ大きさの楽器で演奏します。最も大事な事は、身体の成長に合わせてトレーニングをしていかなければ、いつか「弾けない」という困難に直面するという事です。押せば音がでるのは確かですが、それだけではないので、身体に負担がないよう、鍵盤上でどのような準備をするか、音の裏を言いながら弾く事はなぜ必要かを習慣になるよう、「最初がとても大事である」と考えます。私は学生の頃、的確なアドバイスを頂けなかったように思います。エチュードは、「速く弾いてきて、バッハは暗譜してきて⋯」等⋯、練習量でこなしていたように思います。(いいえ、こなせていなかった⋯)ピアノという楽器の弾き方があるという事を本当の意味で理解し始めたのは、大学卒業後からだと思います。自分が思うように弾けない事ほど、苦しい事はありません。そして、今から13年くらい前だと思いますが、奏法を一から教えてくださったのは、今の師匠黒河好子先生です。当教室では、師匠の出版楽譜でレッスンを進めております。ピアノを制覇する者が、音楽的な表現が出来るのだ⋯と考えております。まず、ピアノの前に座ること、ピアノとの間隔、弾かない指を上げる、1番指の(親指)ひらき、全て最初から徹底してご指導をさせて頂いております。はじめから楽しい曲等はしておりません。
今回のお写真の生徒さんは、当教室に通われて3年経ちました。素晴らしいそして美しい姿勢です。ピアノの前に座られますと、手がピアノに合わせたフォームになります。弾かない指を上げる、第1関節を曲げる、5番の指の際は肘を外にして指先を鍵盤に当てる⋯。レッスンの際、お母様がいつも横で見てくださっています。先日、素晴らしいと思った事がありました。妹ちゃんも当教室でレッスンにいらして頂いておりますが、お姉ちゃんのレッスンの際、お母様が妹ちゃんに「近くで見てきなさい」とお声がけをされていました。「正解の形(フォーム)」は、見て覚える事も重要です。
4月から小学生です。小学生になられてもピアノを頑張るという意思は素晴らしいです。現在、彼女は(お写真の生徒さん)ぴあのエクササイズ②の後半、アンナマグダレーナバッハの音楽帳より①・オムニバスエチュード1・初見法の教科書をしています。今後も楽しみな生徒さんです。
大人の写真は私ですが、毎日私がしているルーティーンを撮影してみました。かなり特殊なものもあります。指を開きながら伸ばして弾く奏法もありますし、左右どちらかが奥で弾くということは、ピアノの場合、日時茶飯事ですから、当教室では初歩の段階から鍵盤の奥で(ピアノの蓋の方)弾く事もしております。
幼い方々も、いずれ、大人の弾き方ができるように、先を見据えたご指導であるよういつも心がけております。ですので、今しなければいけないことを後回しに出来ません。













